6分間
未来の仮の約束にでも縋りたい私はこれが最後と決めてりゅーさんにメールした。
けれど、結果はいつもと同じ。
多分、今の時点で私が泣こうが喚こうが、きっと会う気はないんだろうな。
涙も枯れたのか、泣きたい感情もなくなった。
自分ではどうしようもない程落ちまくった時に助けてくれたのは、ここの皆さんでした。
少なからず同じような経験を、思いをしてきた皆さんに優しい言葉をかけてもらって、背中を押してもらって、決めた。
りゅーさんにほんの少しでも余裕がある時に声を聞かせて下さい、とお願いした。
すると、その夜の帰り際少しなら大丈夫だよと返事がきた。
声を聞くのも1ヶ月振り位。
やっぱり声を直接聞けるっていいなぁ。
りゅーさんは温度一定男子なのでメールだと怒っているのか呆れているのか、それとも何とも思っていないのか、そのどれにも当てはまる。
声のトーンから察するに怒ってはなさそう。
♠「伝えたいことってなぁに?」
♦「その前にここ数日のひどい自爆を謝らせてください。ごめんなさい」
すると、笑いながらりゅーさんは
♠「なに?また女子の日だったの?」
そうなんだけど、今回はそうじゃなかったの!
でも結果的にそうだったのかな?
なんだか全てりゅーさんにはお見通しのようで自分が恥ずかしくなる。
♠「実際に自分に余裕がなくて会えないから申し訳ないなって思ってるんだよ」
それを聞いて、思い切って伝えてみた。
♦「これからね、忙しくて会えなくて申し訳ないなって思ったり、私が淋しい思いしてるんだろうなって思ったら、ごめんじゃなくてその度に好きって言って?そしたら頑張れるから」
また電話の向こうで笑うりゅーさん。
♦「なんで笑うの?」
♠「いや、かわいいなと思って」
モモさん、あいさん、皆さんありがとうございますー!!
この歳でかわいいと言われるとは!!
嬉しすぎてスキップしたくなる。
♠「わかったよ。大丈夫、呆れてないよ、好きだよ」
私はりゅーさんの言う「大丈夫」が本当に心地よくて大好きなのです。
どんなに高く壁が立ちはだかったとしても、この「大丈夫」を聞けば本当に大丈夫なような気がするから不思議。
そして、
♠「頑張らなくていいよ、k-coはそのままでいいんだよ」
いつもいつもりゅーさんは穏やかに私を好きでいてくれる。
なのに私はいつもいつも周りでピーチクパーチク言って。
大きな木と騒がしい鳥みたい。
もう少し穏やかな鳥になりたいなぁ。
それから、りゅーさんは今の自分について少し話してくれた。
自分が納得するまで出来たら後悔はないけど、あの時こうしておけばよかった、と思いたくないんだと。
きっと、今私と会うことは、そのひとかけらの隙になりうるのかもしれない。
落ち着くまでは会う気はない。
言われてはいないけど、やっと自分の中で納得できた。
ならば今の私に出来ることはなんだろう。
もう答えはわかってる。
この2ヶ月のもやもやが6分間で空に消えてった。
ありがとう。
大好きです。
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