三日月、笑って

婚外恋愛、今、思うこと。

この恋の結末は。

私にとってこの一年の最後はとても濃ゆくて、本当に色んなことを思いました。

今まで何かのせいにして諦めてたこと、また始められたのもりゅーさんのおかげです。

毎日がとても鮮やかになったんだよ。


りゅーさんのお仕事への情熱、熱いところも、強気なところも、時々弱音を吐いてくれるところも全部素敵だし大好きです。

りゅーさんのひたむきなその姿に何度救われたかわかりません。


そして私を見つけてくれて本当にありがとう。

多分私たちの関係はとても曖昧で不確かなもの。

でもだからこそ、今のこの時を大切にしたいし、繋がっていたいと思うよ。

幸せなハッピーエンドは訪れないかもしれないけど、幸せなハッピーエンドレスが続けばいいなぁと思います。



大好きで大切なりゅーさん、出逢ってくれてありがとう。

行き着く場所

新規事業を任されたりゅーさんは、それからというもの、本当に忙しくなった。

朝からほぼ終電まで毎日。

休みなんてある訳ない。


電話も自由には出来ないので、メールだけでのやりとりの日々が続く。

忙しいりゅーさんの負担にならないように、努めて明るく軽い話題を振るようにしていた。

けれど、次いつ会えるか全く分からない。

♦︰会いたいな

と送ると

♠︰会いたいよ

と返ってくるけれど、それだけ。

小さかった不安はいつの間にか膨らんで、私の心を支配する。

それからしばらくして、電話出来る久しぶりのチャンスがきた。

声を聞けるってなんて安心するんだろう。

でも、もう気持ちが抑えられない。

♦「どんなに先でも次会える日が分かればこうは思わないんだけど、いつ会えるか分からない、次の約束がないっていうのが辛い。」

♠「ごめんね、淋しい思いさせて。もう少し待っててね。」

分かってるんだ、こんなこと言ってもりゅーさんを困らせるだけだって。

りゅーさんも休みがない中で毎日戦っているし、きっと、私に会いたいと思ってくれてるはず。

電話を切る時、

♠「すきだよ」

と言ってくれたりゅーさんの声。

私の大好きな甘くて優しい声で私を好きだと言ってくれる。

まだ、もう少し頑張れそう。



♠︰k-coさんが自分を思ってくれる気持ちは一生モノだと思ってるよ。無理なく、素直に自然体でいてくれたらいいからね。

♦︰いつも気にかけてくれてありがとう。また一人で勝手に淋しくなったり、凹む夜もあると思う。でも、私が行き着く場所はきっといつも、いつまでたってもりゅーさんだから。決めたからには私も強くならないと。長ーい目で見守ってくれたら嬉しいです。



この思い、りゅーさんに届け。

それを行為と言ってしまうこと。

りゅーさんとのメールは大抵朝1回、夜に数回のやりとり。

この日の夜の空を見上げると、また三日月が笑ってる。


♦︰今日も三日月笑ってるよ。前にもこんなメール送ったね。月が巡ったのがまた嬉しいのでした。早く会いたいな、ハグしたいよー。

♠︰ハグしたいねー、でもりゅーさん次は抑えられないかも。



そうだよね、そうなりますよね。。

でも私、その行為が本当に苦手で。



私たち夫婦の間には一人子どもがいます。

りゅーさんと再会する前から子どもは二人は欲しいなぁと思っていたし、出来るものだと思ってた。

けれど、二人目はなかなか出来なくて、周りからのプレッシャー、更に私はその行為が苦手。

子どもは欲しいけれど、なるべくしたくない。

痛くて辛くて早く終われーってずっと思ってた。

その最中に毛布で顔隠して、気付かれないように泣く日もあった。



そんなだからりゅーさんのこのメールには正直どう返信しようかかなり迷って。

でも、お互い素直な気持ちでいようって言ったから、思い切って伝えてみることにした。


♦︰正直に言うね。私その行為が苦手なの。私のイメージ、強い、痛い、怖い。

でもね、この前りゅーさんに髪触られたでしょ。それがあまりにも優しくて、大切にされているようですごい嬉しかったんだよ。

♠︰そうだったんだね。無理強いするつもりはないよ。ただ、男が女性を求めるのは好意であり、本能だから。でも、それをしたくて好きになってる訳ではないから。そか。そう思ってくれたくれたなら嬉しい。


もう涙が止まらなかった。

そんな風に思ってくれることが本当に嬉しくて幸せで。


今まで私は【愛情】なんてないものと思ってた。我が子を除いては。

男女間にあるものは【好き】の次は【情】になるのだと。

「愛してる」なんてただのセリフに過ぎないし、感じたことも、ましてや言ったことももちろんない。

でも、こんなに私のことを思ってくれる、尊重してくれる、認めてくれる。

私もそうでありたいと切に思った。

これが愛情なのかもしれない。

初めて【愛してる】と思ったよ。

りゅーさんのこと好きでいてよかった。

また出逢えてよかった。


出逢わせてくれて、ありがとう。