三日月、笑って

婚外恋愛、今、思うこと。

着地点。

あれからしばらく経った。


数字にするとそうでもないように見えるけど

私からしてみたらもう本当に随分前のことのように思える。



あの、最後のメールから暫くして

別のツールでメッセージを送った。

誰が見てもいいように、簡潔に当たり障りなく。

数日後に既読にはなったけど、返事はなかった。



そういうこと。



この期間に私の生活も劇的に変化した。

来年もまた、さらに変化の予感。


だから、必要以上に考えなくてすんだ。

今の私の日常はここにある。




再会したあの日から2年。

今でも毎日思うよ。


あなたの笑顔も、

仕草も、

私を呼ぶ声も、

ちょっと硬い髪の毛も、

可愛いピンクのTシャツも。


挙げたらキリがないほど。


その全部。




前回のブログで

「ひとり取り残された」

そんな風に書いてしまったけど、

彼の状況を知る術がないからこそ

私はこの日常を送れている。

彼から日常を贈られてしまった。


もし、ひとつだけ願えるとしたら


どうかあなたが幸せでありますように。


ただそれだけ。




あの時、夏の終わりの逢瀬が奇跡だと思っていたけど

今になって更に思う。

最後の最後に訪れた本当の奇跡。


初恋が実ってしまったんだから。


実って

熟して

地面に落ちる。


もし、またその種から芽が出てくることがあったとしたら

違うかたちで私の糧になってくれたらいいな。




私はこの先もこの思いと共に生きていくよ。



今までも、これからも

ありがとう。







***********************



ご無沙汰しております。

気にかけて下さった皆さま、ご心配おかけしました。


この2年。

色んなことを思った期間ではありました。

再会した時から、こうなる可能性がゼロではないということ、

どこかで分かっていたんだと。


それを経て、ようやくここに辿り着きました。



これからもきっと、この思いを抱えて生きていくことになると思います。


それでも再会出来たこと、

置き忘れた思いを拾えたことに、

やっぱり私は感謝しかないのです。




皆さまのブログはこれからも楽しみにしています。


皆さまのこれからに笑顔が溢れますように。


ありがとうございました。



k-co

シャットダウン

ある日のお昼過ぎに届いたメール。


♠️:迷惑をかけることになりそうだから、連絡先を削除させてもらうよ。大変申し訳ないけど。申し訳ない。



さて、どういう意味か。



それからすぐに私の連絡先は削除されたようでそれ以降連絡がない。


何が起こったのかも、

これからのことも何も書いてなかった。


他の連絡ツールはあるけれど、

何が起きたのか分からないので

私にはどうすることも出来ない。


突然の出来事。

またひとり、取り残されちゃった。


申し訳ないを重ねたりゅーさんの真意は。


連絡先を削除することが?

連絡とれなくなることが?

終わりにすることが?


なーーーんにも分からないよ。


こんな時でも安定の言葉足らず。


私、りゅーさんのことなーーーんにも知らないんだなぁ。




思い出だけでこれからを生きていく覚悟が

まだ私には出来ない。



もうすぐ資格試験もある。

今は勉強しなくちゃ。

裏の裏はおもて。

夏の終わりの逢瀬から1ヶ月も経たないある日。

珍しくりゅーさんから朝メールが来た。

おそらくりゅーさんはお休みの日。

そして内容は前日に交わしたこととほぼ同じ。


今日は休みだよ、とも

時間ある?とも書かれてないけど

もしかしたら遠回しなお誘いなのかな。


でもあいにくその日は私の都合がどうしてもつけられない。

お誘いされてもないから


♦️:今日は○○の研修受けにきてるんだ♪


♠️:頑張ってね!


と、その日は終わった。



寒くなるまで会えないと思っていた私。

でも、もしかしたらタイミングさえ合えばその前に会えるのかな。



その一週間後。

またもや私たちにしたら珍しくラリーをしていた。


内容は、私が乾燥機の中の洗濯物がくるくる回っているのを見るのが好きという

またもや訳の分からない好みの話を

りゅーさんは


♠️:えー、ようわからんのー


と言いながら聞いてくれる。


思いきって聞いてみた。


♦️:○○の日は何してるの?


♠️:○○の日は何日かな?


♦️:△日の□曜日だよ。



それから返事はなかった。

△日当日も、ほんの少しの期待をしたけど

結局私のスマホは静かなままだった。



会えないなら会えないでいい。

でもね、返事は欲しかったな。

久し振りにズドーーンって落ちるとこまで落ちた。

私の気持ちをメールにして送ったところで

何も解決しないのは分かりきってる。

それでも、またあっけらかんと

おはよ☀️

ってメールする気になれなかった。

いつもなら自爆メールか、

ここに思いの丈を綴るのだけど、

それさえもする気になれなかった。


なんとなく、無。


自分でも気付かぬうちに冷めてきてる?

そんな風にさえも思えてきた。


それでも、このモヤモヤした気持ちがなんなのか知りたくて

思いきって

「王さまの耳はロバの耳ー!!!」

って叫んでみた。


反響して返ってきたのは


「淋しかった、悲しかった、私だって傷つく。」


という気持ち。


多分、これからもこの関係性は変わらないだろう。

自分の為に、相手に変わって欲しいっていうのは傲慢なのかもしれない。

相手にそれを望むより、

これから私はどうしたいのか。

変われるのは自分だけ。


どれだけ考えても相手の気持ちが分からないのであれば

善意として受け取っておこう。

なるべくは。


なんだかスッキリした。

雨続きで気付かなかったけど、キンモクセイがいい匂い。

よし、りゅーさんにメールだ!


いつもと変わらない内容に、キンモクセイの写真。

実に一週間振りのメール。


翌朝、りゅーさんからもキンモクセイの写真つきのメールが来た。

写真が送られてくるなんて一体いつぶりかな。


♠️:家の近所も咲いてたよ。

せっかく出掛けられる日にこの天気は残念だよね。



出掛けられる?

また意味深なワードをぶっ込んでくるな。。

でも私はまたもや出られずな日。

細々とラリーをしながら夕方に


♦️:もしかしたら今日はフリーだったのかな、って自惚れたことを考えてたよ。

りゅーさんのみぞ知るってことにしておくね(’-’*)♪


と送ってみる。

こういう問いかけはスルーが基本なので

返ってこなくてもいいように、

ちくん、は最低限で済むように。


♠️:まあそうだね。こればかりはいたしかたなし。こんな天候に人は勝てないよ。


♦️:そっか。教えてくれてありがと。

お天気め!笑

でもね、会えなかったけど、すごーくすごーく嬉しい!ありがと😸


♠️:今日はゆっくり早めに休んでね。



ダメだ。

今度は嬉しくて嬉しくて叫びたい。


なんでこんなまどろっこしいやりとりを毎回してるのか。


そして、

実はきっとりゅーさんは分かりやすい。



やっと、

分かったよ。