三日月、笑って

婚外恋愛、今、思うこと。

ジェットコースター

翌日。私は昨日のことを思い出してはニヤニヤ、そわそわ、ふわふわなんだか落ち着かない。

しかしりゅーさんは

♠︰おはよー。今週もはりきっていこー!

あれ?大分温度差ありませんかね??

それでも私はうかれポンチなので

♦︰おはよう。なんかさ、昨日までは思い出の中の顔を思い浮かべながらメールしてたけど、今は昨日の寺くん(仮)を思い出しながらメールしてる。なんか嬉しいかも。

なんて送ってしまうのです。


私がそう送れば夜にはりゅーさんも少し甘く返してくれる日々が続いたある日。

私もりゅーさんも契約結婚を題材にしたドラマを見ていたので、火曜日はハグの日が合言葉になっていました。

今週もそんな話題で盛り上がるはずだったのに、その週は

【この思いを因数分解したら何が残るのか】

がテーマでした。

それを見た瞬間、私の中のもやもや感情が大爆発してしまって。

自分に置き換え、誰にどんな思いが残るか、深い深い闇に沈んでしまった。

そして

♦︰ハグの日なのにキュン出来なかった。因数分解なんてしたくない。って意味わからないよね。ごめんなさい。

♠︰自分も何も無くしたくないよ。20年の時を越えてこうやってまた出会えたからさ。

♦︰違うの、ごめん!寺くん(仮)は何も悪くない。ただまた出逢えたのがなんで今なのかなとか、思っても仕方ないこと思ってしまったの。また出逢えただけでも奇跡なのにね。素直になりすぎて欲張りになりました。ごめんなさい。

♠︰悪くないし、悪いし。色んな思いがあるよね。ただ、ごめんなさいよりも毎日ありがとうと言える関係でいたいと思う。いつも素直な気持ちを伝えてくれてありがとう。


目の前に壁が出来ると、今でもりゅーさんは手を差し伸べる言葉をくれるのです。

私はその言葉たちに何度救われたかわからない。

だから毎日とびきりの「ありがとう」を伝えるようにしています。 


しかし、私は感情の起伏がかなり激しいので、今でも急降下、急上昇を繰り返す日々。

まるでジェットコースターみたい。 

最近は私の乱高下に慣れてきたりゅーさん、

「いつも忙しそうだね」

って微笑んでくれるのです。