秒速5センチメートル
私はハッピーエンドで終わる映画が苦手でした。
なんで幸せになるって分かってるのにわざわざ見なくちゃいけないのって思ってた。
恋愛映画なんて特にそう。
すごーいひねくれ者。
誰も救われないような、ズドーンって落とされるような、そんな邦画ばかり好んで観てた。
今でもやっぱり暗い邦画は好きだけど、最近は自分の中で少しずつ変わってきて。
この前レンタルビデオ屋さんに行った時に、手にしたのが
「秒速5センチメートル」
「君の名は。」
の監督がその前に手掛けた短編連載アニメーション。
同級生同士の恋心を時間経過と共に追っていくストーリーなのだけど、思わずボロボロ泣いてしまった。
どんな形でもこの二人が幸せになれますように、そう願わずにはいられなかった。
今は恋愛映画も恋愛の歌もいいなぁって思えるようになったよ。
私がこんな風に色んなことを広く受け止められるようになったのもりゅーさんのお陰。
私の凝り固まった固定観念も、ひねくれた心も優しく溶かしてくれる。
きっとりゅーさんは
「えー、そんなことないよー」
ってふにゃっとした笑顔で言ってくれるんだろうな。
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