ズルい女
りゅーさんとのラインは、本当にふっつーの日常のことをお互い送り合っていました。
♦︰今日は暖かかったね、昼間公園行ったけど暑いくらいだったよ。
♠︰休みだったから一日ゆっくりしてたよ。
k-coさんもゆっくりできたかな?
思えば初めからりゅーさんは私のことをk-coさんって呼んでくれていた。
まぁ、苗字変わったからね。旧姓で呼ぶ訳にいかないもんね。
りゅーさんはいつの間にか大人になっていました。
私はというと、もちろんりゅーさんなんて呼べる訳もなく。
苗字に君をつけて。私だけ中学生のまんま。
そんな中に昔の思い出話も混ぜ込んで。
♦︰私たちもいい大人になったね。
昔は意識してばっかりでこんな風に話せなかったもん。
♠︰意識していただきありがとう!
♦︰もう時効だからいいよね。とか言いつつ照れますからー!
♠︰大丈夫、こっちも照れまくりよ!
そんな日常と甘酸っぱい思い出に浸りながらやりとりをしばらく続けて。
でも、ある日、私の中の欲というか、この関係は一体何なんだろうって思いが沸々と沸き上がってきて。
送ってしまったのです。
文の最後に♡をつけて。
でもその直後に、
友だちに送る感じで♡送っちゃった!気にしないで💦
と、逃げ道まで作って。
なんてズルい女。
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