私ね、思うんだ。
漠然と。
ただ漠然と。
7月に行くはずだった
ひとり、夜散歩。
どうしようもない
誰のせいでもないことで
行けなくなってしまった。
その日は夜出るのが難しい
そう言ったりゅーさんから
夜メールが届いた。
心配してくれる、
あたたかい一言。
普段は私が送らないと返してくれないし
甘い雰囲気を醸し出そうものなら華麗にスルーだし
会う目処も立たない。
それでもね
定型文とも思えるやりとりが続いた時、
♦️:いつもと変わらない返事になんだか安心する。
と送ると
♠️:変わらないというか、いつも心配してくれてありがとう。それだけだよ!
と、返してくれる。
そして
私のことをいつも気遣ってくれる。
あの頃は話したくても話せなかった。
あの時は言葉にするのが怖かった。
一言、二言。
思ったこと、
初めて知ること、
ほんの少しだけど。
りゅーさんに思われてる
そんな大層な自信はないけど、
りゅーさんを思う自信だけはあるんだ。
恋なのか愛なのか情なのか。
それよりも
昔からずっと望んでいた、
私はりゅーさんと話がしたかった。
どんなカタチであれ
つながっていられる。
前にある方が贈ってくれた言葉。
「親友、深友、心友」
それこそが
私にとっては奇跡。