私とりゅーさんは小・中学校の同級生でした。
小3の時に同じクラスになって、きっかけは覚えてないけど、いつの間にか目で追っていて。
私の初恋でした。
高学年になって、なんとなくお互いがお互いを意識していたのを覚えています。
バレンタインにチョコあげて。
ホワイトデーにお返しもらって。
ピンクの包装紙にクマさんが描いてあって、中身はクッキー🍪でした。
もったいなくてなかなか食べられなかったな。
中学校にあがると、思春期と私のネガティブ思考が邪魔をしてどんどん離れる二人の距離。
中2のバレンタインにチョコと「好きです」って書いた手紙渡したけど、お返しは返ってきませんでした。
それから卒業するまでほとんど会話も出来ず、りゅーさんがどこの高校へ行ったのかも知りません。
ただ、宙ぶらりんになったままの私の思い。
それは時々夢になって現れます。
ちゃんと面と向かって告白して振られたらよかった。
そんなことを思った高校時代。
けれど大人になるとそれも懐かしさに変わり、思い出ボックスの隅に大切にしまっていました。
あの日までは。